2007年01月01日

それは奇跡、それとも必然。誰が居て誰が不在で・なんて言われなくても分かってたんだ。On the first day of the year of wild boar, WE did it, did it twice in a row.

 えー、ほんっとごめんなさいガンバ大阪の皆さん、勝たされてしまいましたm(_ _)m。 お気づきかどうか分からないけど私は既に今回の天皇杯で3回、似たような表現を使っている(ココココ参照)。 自分のチームを信じないなんてサポーター失格なのは重々承知しているけれど、この陣容で本当にウチが優勝すると真顔で主張するヒトに会ったらあたしゃ思いっきり否定してただろう。 確かに内容が面白くなくても失点が少なければリーグ優勝はできた、でも一発勝負のカップ戦で主力が相次いで離脱していく中、ほぼベストメンバーの強敵相手に勝てると信じられるほど馬鹿じゃないよ・と。 そしてそれは多分本当だった、サッカーの神様がこの世に存在していなかったら(^_^;)。

 疲れる試合だった、と思う。 観ている我々があれだけ息を飲んだり手を握りしめたりフリーズしたりしていたのだから、実際にプレイしている選手はどれほど苦しんでいただろう。 足の調子が悪いと報じられていた小野伸二ですら名を連ねているスタメンに前節出場停止で余力を残しているはずの長谷部の名前は無く、DFラインは胃痛3バック(いま命名)、両サイドは馬鹿2人(平川と相馬。褒め言葉なので誤解しないように)、啓太も暢久も不調を訴えていると伝えられておりワントップが永井雄一郎とあってはもはや頼みの綱はポンテとGK都築しか居ない(涙)。 TVで観たところ国立はメインスタンドにちらほら空席があって9割の入り、サポーターの比率は赤6青2中立2ぐらいの感じ。 ビッグユニフォームフラッグが広げられ、するすると下がり始めた、と思ったらその下から白地に赤の日の丸?いや違う、ハート模様だ、が現れた。 相変わらず素晴らしいヴィジュアルだ。

 前半が始まる。 素晴らしかったのはヴィジュアルだけか、とすぐに思う(>_<)。 とにかくボールが持てない、奪われる、パスは相手に当たるか明後日の方向へ飛んでいく。 TV画面がピッチの向かって左側ばかり映している。 画面の端には都築の立つゴールマウス。 たまには反対側も映せよ、と思うがボールがそっち側に行かないのだから仕方ない(涙)。 あっカウンターだ!と思ったらすぐ奪い返されてしまった。 またピッチの左半分を拝まされる。 マグノアウベスが走りこんでくる。 絶好の得点パターンとなるコースを取ってシュートモーションに入る。 あぁやられた!と思ったその瞬間、ボールは大きく上方へ逸れていく。 えーどうして何で何故ナニがおかしくて入らないのさ、と敵サポながら不思議。 頭に上った血とアドレナリンがスーッと下がってきて気持ちが悪くなる(笑)。

 実況しても仕方ないので時計を早回しして後半開始(早っ)。 前半のリプレイを観るかのように頭からガンガン撃たれる。 ギドはハーフタイムに何か言ったのだろうか、ガンバにこの試合限りで去る選手がいるならこっちは監督が去るんだぞ皆何も思わないのか、意気に感じないのか、と一瞬腹が立つがまぁ連携なんて言えるレベルじゃないしなぁ、と画面を見ながらため息。
 小野伸二が誰かと接触した後で脚を痛めたようでひょこひょこ歩いている。 誰だよ、と思ったらリプレイが出て宮本(怒)。 他チーム選手だし別に海外に行くこと自体は構わないけど、日本人DFとして語学習得以外に恥ずかしくない活躍をしてくれよ、とやや八つ当たりぎみに思う。 都築だけが神がかり的なセーヴィングを繰り返している。 というか、どちらかと言えばガンバの選手のシュートが悉く予想に反した軌道を描いていく。 それはまるでわざとやっているかのように。

 長谷部が準備している。 伸二は自分から交代を促すジェスチャーをしない。 来月からシーズンインなんだからとっとと休んで少しでも調子を戻してくれよ、と思いながら観ていたら交替相手は何と平川w(゚o゚)w。 まぁ確かに全然効いてなかったけど、伸二全然走れてないじゃんよ、これ以上守備できなくなったら啓太と都築への負担が、と気が気ではない。 暢久が右サイドに追いやられている(本人は嫌がっているが実は彼が右の守備に回れば無敵であるのは周知の事実)。 時間は淡々と過ぎていく。 どれだけ決定力が無いんだ、と思うほど相変わらずガンバ側のシュートは入らない。
 岡野が呼ばれている。 今度こそ小野伸二と交替だろう、と思ったらさすがにそうだった。 永井とのツートップ、久々にFWとしての投入だ。 途端にボールが前線近くまで回り始める。 相変わらずポゼッションは良くないのだけれど、チャンスと言えるシーンが少しずつ増えているのが感じられる。

 この感覚はどこかで、と考えて思い出した。 2000年J2最終節、勝てばJ1復帰、という試合で延長に入った時に登場したのが岡野だった。 ピッチからスタンドに向かって大きく両手を広げてアピールする彼の姿に、これで大丈夫、絶対点が入る、という予感がしたのを昨日のことのように覚えている。 実を言えばその時ほど点が取れる気はしなかったが(^^;)。
 しかし流れは確実に変わった。 長谷部が誰かからボールを奪う(後で見返したら二川だった)。 少しドリブルして前方にポーンとフィードしたら岡野が走ってて、いつもの右サイド一杯のところまで来て潰れながら中に向かってクロス、と思ったら飛び込んできたDFに当たって(後で見たら宮本の背中だった。2人で笑う)コースが変わって、そこへようやく追いつく形で走りこんできた永井がシュート、でもあまり強くなくてGK松代が横っ飛びしたら追いついて手で押さえ…たと思ったところでそれは起きた。

 押さえ込まれたかに見えたボールがGKの手を弾いてゴールの中を転がり、そのままネットに当たって止まる(リプレイでは松代が倒れこんだ時の足に軽く当たったように見えたけど定かではない)。 目の前でスタンドが赤く揺れる。 これは何だろう、奇跡か悪戯でなければ一体何と呼べばいいのだろう(後で調べて知ったのだがこれが試合の大半を唯一のFWで過ごした永井のたった一本のシュートだった。決定率100%・笑)。
 その瞬間まで、勝てるかもしれない・とはただの少しも思えなかった。 岡野が出てきた時さえ流れが少しでも変わればいいなとは願ったが、この試合貰ったかもしれない、と思ったのは本当に点が入ってからだったのだ。
 本当に痛そうな顔をした啓太が堀之内と替わる。 お願いだから、ボールをキープできないのは分かってるからせめて不用意なファウルだけはしないで何とかこの数分を凌いでくれ、と心の中で祈る。 ロスタイム3分も残り少なくなり、あぁもう少し、何とかもう少し、と思っていたらゴール前、絶好の位置でFKを与えてしまう。 ガンバサポーターの声。 目の前が霞む。

 遠藤がボールを置く。 都築が壁に向かって怒鳴っている。 スタジアム中が息を飲む。 心臓が口から飛び出しそうになる。 最後の最後に蹴られたボールは充分にカーブすることなくゴールの少し右上に逸れていく。 どうしてだろう、何が我々を勝たせようとしているのだろう、そう思う。 都築がゆっくりとボールを置き、最後のフィードをしようと脚を振り出した時に長い笛。 わぁっ、と空気が揺れて視界がぼやける。 嬉しくないはずがない、けれど一番先に頭に去来したのはやはり「どうして?」だった。 ボールポゼッション38%、シュート6(ガンバ21)。 何故勝てたのだろう、あれほど攻めていたガンバには何故運が無かったのだろう、なぜ、なぜ、なぜ。
 私の記憶が正しければ、都築はウチに来てから今日始めて自らが出場したガンバ戦に勝ったのではないだろうか。 自分の功績ではないリーグ優勝に終始納得いかない顔を見せていた彼は怒涛のように攻めてくるかつての同僚達に対してどんな気持ちでゴール前に立っていたのだろう。 移籍すら噂されながら、最初の数試合は明らかに以前よりパフォーマンスの低下を見せながら、間違いなく今まで古巣と相対した試合の中で一番重要だった今日の試合でこの鬼神の如き貢献である。 そう言えば西野監督が都築を干した代わりに重用し始めたGKが今日出てた松代だった。 何故。

 自問しているうちにTV画面は表彰式の模様を映し出す。 思えば準優勝チームとして表彰されるほど悔しいことは無いと、2002年のナビスコ決勝で初めて知ったのだった。 あの日からまだ4年と2ヶ月足らず、その間にナビ1リーグ後期1天皇杯1+1リーグ1と計4回の優勝、そしてリーグ2位を2回(一度はステージ優勝の年だけど)、ナビ準優勝をもう1回…決戦の場に立つことに慣れて、最初あれだけ笑った暢久のカップを掲げる姿がとてもとても様になっていたことにも慣れて。 信じられないほどの好成績とともにチームを去るギドと一緒にこの強運がどこかへ行ってしまわないよう、今年も精一杯できる限り応援していかなければ、と私もまた心に誓ったのだった。 Jリーグが始まってから14年、初めて天皇杯を連覇したチームのサポーターの端くれとして。


 …ゐぇーゐ勝ったよ勝ったよー、職場のOさーん(見てないだろうけど)。 じゅびこさーん、ダンナさまー、本来ならココに立ってたのは磐田さんか鹿島さんだったかもしれませんがありがとうございましたー(100%皮肉抜きで感謝)。 鹿島さんの9冠は抜けないでしょうが、磐田さんの成績ならひょっとして数年経てば追いつけることもあるかもしれません(多分無理・笑)。

 というわけでどことなく腑に落ちないまま来季のユニフォームにはドコにどんなワッペンが付いて星はいくつになるんだろう、とか考えているワタシである。 最高のお年玉をありがとう浦和レッズ、この先自分にどういうサポートができるかは分からないけどきっと一生好きでいると思うチームの栄光の一時代に立ち会えたことがとても嬉しい。 今年も一緒に頑張ろうp(^_^)q。
 …さーて、明日は箱根駅伝の日(我々はほとんどの種類のスポーツ観戦が好き)。 買出ししてきた材料でお雑煮を作ってのんびり観て、もし天気が良かったら近所まで居間に掛けるカレンダーを買いに行こうかな、などと予定ともいえない心積もりをしている。 初夢って今夜寝て見る夢を言うんだよね? それならもう夢の内容は決まっている。 選手と我々を乗せた宝船が富士山を後ろに堂々とアジアへ向けて出航していくのだ。 高く上がった帆の周りには鷹が飛んでいて出番の無いナスビは畑の中でしずかに眠っている(笑)。 どうかな?
posted by らっきー at 23:53| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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